自然の力を生かす生薬製剤
古くから人間が頼ってきた生薬には様々な自然の力があります。
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■オウバク(黄柏)
PHELLODENDRI CORTEX:ミカン科
キハダの樹皮を乾燥したもので、古来より苦味健胃薬、腸内殺菌、整腸薬として利用されてきました。
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■コウボク(厚朴)
MAGNOLIAE CORTEX:モクレン科
漢方に繁用される生薬のひとつ。本州各地の山林に自生するホオノキの樹皮を乾燥したものです。
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■ゲンノショウコ(玄草)
GERANII HERBA:フウロソウ科
民間薬の代表的生薬で、ゲンノショウコの地上部を開花時に採集し、乾燥したもの。主に、止瀉、整腸などの目的で用いられてきました。
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■ビャクジュツ(白朮)
ATRACTYLODIS RHIZOMA:キク科
オケラの根茎を乾燥したもので、消化管などの水分代謝の不全に対して用いられてきた生薬です。
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■センブリ(当薬)
SWERTIAE HERBA:リンドウ科
古くから伝わる民間薬で、センブリを開花直前に採取して全草を乾燥したもの。苦味健胃薬として、食べ過ぎ、胃のもたれ、腹痛に広く用いられてきました。